★★★★
当り前だと信じていた日常がそうではない事に気付かされたコロナ禍の今、この作品に出逢えて良かった。
僅か75年前に爆弾と片道分の燃料だけを積んで出撃した『神風特別攻撃隊』
国の為に散る事を「喜びの死」とまで言い切るも、心の奥底に隠した本当の気持ちを想像すると胸が張り裂けそうだ。
当たり前の様に使う「またね」の言葉が特攻隊員とその家族には存在しない事に打ちのめされる。
隊員達の想いが込められた遺書に胸が詰まり涙が溢れる。
私達の不平不満がいかに贅沢な事か。
現在の平和が彼らの犠牲の上で成り立っている事を忘れてはいけない。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。