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極楽に至る忌門/芦花公園【レビュー】

★★★

「頷き仏」「泣き仏」「笑い仏」「外れ仏」
四話収録の連作短編集。

読んでいる間ずっと湿り気を帯びた衣類が身体に纏わりつくような不快感を感じた。

物語の舞台は四国の山奥に位置する因習村。
東京から帰省する友人に付き添った隼人だが、到着早々奇怪な電話があり、その家で暮らしていた祖母が死亡、友人は行方不明に。
冒頭から一気に不穏な空気に包まれる。

大切に祀られている石仏、奇妙なわらべ歌、三つの捧げ物とホラー度は更に増していき、並行して恐怖も倍増していった。

怪異も怖けりゃそれ以上に人間も恐ろしい。

悍ましさ満載の民俗学ホラー。




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