★★★
人生いろいろ、夫婦もいろいろ。
四組の夫婦が直面した結婚の危機を通して家族の在り方が問われる。
佐原夫妻、足立夫妻、船戸夫妻、江沢夫妻、それぞれの夫婦に共通しているのは神保町にある大手出版社・景談社で働いている事。
まず、冒頭の佐原夫妻の会話がリアル。
娘が連れて来た婚約者はお笑い芸人と役者を志望し+ユーチューバー。
娘の結婚相手として認めたくない父親と、好印象を抱く母親。
夫婦の気持ちはすれ違いギクシャクした日々を送る事になる。
夫婦といえど分かり合えない事は多々ある。
歩み寄る事や会話の大切さを身に染みて感じる読後。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。