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みずうみの妻たち 下/林 真理子【レビュー】

★★

90年代に『中国新聞』等に連載された作品の初書籍化。
上巻に続き下巻を読了。

浮気夫に愛想を尽かした主人公の朝子はレストランの設計を依頼した建築士の大和田にどんどん惹かれて行く。

同じ湖の町で暮らす友人の文恵も朝子と競争する様に作家の加藤との不倫にのめり込む。

終始周りの目を気にしながら閉塞感漂う町で暮らす朝子の生きづらさや息苦しさは解るが、全く魅力を感じない大和田に恋愛感情を抱くのが理解出来ない。

軽薄で口が軽く逢瀬のホテルに「ヤッホー」とやって来る様な男は私には無理だ。

不倫物語だが盛り上がりもなく物足りない読後感。

※脱字箇所 P102 後ろから4行目 ×同じというこは ○同じということは




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