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悲鳴だけ聞こえない/織守 きょうや【レビュー】

★★★

「悲鳴だけ聞こえない」「河部秀幸は存在しない」「無意味な遺言状」
「依頼人の利益」「上代礼司は鈴の音を胸に抱く」
シリーズ第三弾で、5話収録の連作短編集。

前二作は未読だが問題なく楽しめた。

この弁護士事務所には様々な依頼が舞い込んで来る。

企業内パワハラ、弁護士名を騙った詐欺、遺産相続、自己破産、遺言書など、どれも切実な悩みだ。

新米弁護士の木村と、広い視野を持つ先輩弁護士・高塚が協力し、丁寧な調査で問題を解決していくさまは読んでいて気持ちが良い。
誠実を絵に描いた様な弁護士コンビ、実在していれば間違いなく依頼する。




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