★★★
「足し塩」「水抜き」「捨て漬け」「差し水」「虫よけに唐辛子」「休ませる」「本漬け」
7話収録の連作短編集。
第1回『日本おいしい小説大賞』を受賞した前作『七度笑えば、恋の味』がとても良かった古矢永さん。
今回の舞台は瀬戸内海に浮かぶ小豆島のスナック。
音信不通だった母親の訃報を受け、この島にやって来た槇生を軸に物語は展開する。
島ならではの距離感の近さに戸惑いつつも、島民の温かさに触れ槇生の心がほぐれ柔らかく変化していく。
6話の最終頁には予期せぬサプライズが!
全編にぬか漬けがアクセントに登場する旨味のある家族小説。
![よつば](https://bookmark-clover.com/wp-content/uploads/2020/12/148-150x150.jpeg)
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞