わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

仮面の君に告ぐ/横関 大【レビュー】

★★★★

初読みの作家さん

良くありがちな他人の身体に入れ替わると言う設定でファンタジーを想像し、あまり期待せずに読み始めましたが、完全なるミステリー小説でどっぷりハマりました。

途中、主人公の和沙が他人の身体を借りて父と母に会った場面では涙。

和沙の「心」が消滅するまでの10日間、そのタイムリミットにドキドキしながら和沙を殺した犯人とその動機が知りたくて一気読みでした。

終盤に向かっては和沙と恋人の慎介の行方が気になり夢中で読みましたが
ラスト数ページで驚愕の真相を知り人間不信に陥りました。

本を閉じて改めて見た表紙のタイトルに納得したのは言う間でもありません。




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