★★★★
何の予備知識も持たず読み始めたが刺さりまくった。
小6の時に偶然聞いてしまったクラスメイトからの悪口。
「私は他人を苛つかせてしまう存在なのだ」と思いこんでしまう鈴美。
5年の月日が流れ高2になった鈴美だが自分を押し殺し「ダサい」と思われない様にひたすら友人に合わせる日々を送る。
そんな時、出逢ったのは凛とした雰囲気を纏う比呂だったが比呂もまた世の中の理不尽と戦っていた。
本作は高校生だけではなく大人が読んでも共感出来る言葉が散りばめられている。
巷に溢れる言葉の暴力に『怒る事を忘れない』
諦めず戦う勇気も必要なのだ。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞