★★★★
何の予備知識も持たず読み始めたが刺さりまくった。
小6の時に偶然聞いてしまったクラスメイトからの悪口。
「私は他人を苛つかせてしまう存在なのだ」と思いこんでしまう鈴美。
5年の月日が流れ高2になった鈴美だが自分を押し殺し「ダサい」と思われない様にひたすら友人に合わせる日々を送る。
そんな時、出逢ったのは凛とした雰囲気を纏う比呂だったが比呂もまた世の中の理不尽と戦っていた。
本作は高校生だけではなく大人が読んでも共感出来る言葉が散りばめられている。
巷に溢れる言葉の暴力に『怒る事を忘れない』
諦めず戦う勇気も必要なのだ。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。