★★★★
柴門さんが描く令和の家族の形もついに完結。
4巻では多加木ファミリーのその後と、36歳の大川内はるのケースが描かれる。
紆余曲折あった多加木ファミリーだったが納得の結末に安堵した。
大川内はるのケースでは女性が社会で働く事の難しさを痛感する。
一昔前と比べればマシになったかも知れないが、子育てと仕事の両立は容易くない。
どれだけ頑張ろうと、理解のない夫や、価値観の異なる義母に認めて貰えないはるの悲しみが切々と伝わった。
4巻では管理人の丸木倫太郎の過去が明らかになる。
苦しみを乗り越えた先にある最後のサプライズに感涙。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞