わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

二百十番館にようこそ/加納 朋子【レビュー】

★★★★

人生はままならない。

MARCHのちょい下くらいの大学を卒業し、そこそこやれてる人生だと思っていた俺。
就活で挫折し気付けば20代後半で無職のニート。

そんな主人公が親に追放され暮らす事になったのは叔父が遺産として残した孤島に建つ館。

これは楽しい。

金銭面の不安解消の為に始めたシェアハウスに集まった個性豊かなニートの面々。
人口20人足らずの小さな島で暮らす島民達の優しさに心が温まり、ニート仲間と共に気持ちが解れて行く。

オンラインゲームに隠されていた秘密には思わずホロリ。

愛情と包容力が詰まったハートフルな再生物語。




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