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代理母、はじめました/垣谷 美雨【レビュー】

★★

微妙。
いつも身近な社会問題を取り上げ共感ポイントが多いだけに、本作は残念としか言いようがない。

ほんわかした装丁から子供に恵まれない人達の為の代理母の存在を掘り下げた内容だと思っていたけれど、舞台は2040年の東京。
日本各地で地震が発生、富士山の噴火で街は荒れ果て、まさにディストピアな世界。

テーマは代理母でも、それに絡んで来るのは、男尊女卑、貧困と虐待、格差社会、LGBTQ、ジェンダー等々で食傷気味。

代理母ビジネスにも疑問を感じるが、子を希望する人達の利己主義な考え方にもウンザリ。
心に響く物がないまま読了。




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