★★★★
柴門さんが描く令和の家族の形。
2巻では11歳の井出マイちゃんと多加木ファミリー、二つのケースが収録されている。
マイの母親・井出志保理は恋多き女性。
結婚と離婚を繰り返しながら4人の子どもを育てるシングルマザー。
薔薇村に移住して来ても彼女の恋愛依存は変わらない。
子どもへの愛情はある。
けれど恋愛を最優先するあまり、長女で小学生のマイがヤングケアラーの状況に陥ってしまう事に苛立ちを覚えた。
多加木ファミリーは一見上手く回っているのかと思いきや、元カノとの焼けぼっくいに火を期待する夫に嫌悪感。
家族って本当に悩ましい。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞