★★★
1973年から1975年まで連載された、つのだじろうさんの漫画『恐怖新聞』を大石圭さんの手で現代風にアレンジした小説。
世田谷区内のマンションの11階に暮らす19歳の女子大生、早川桜子が主人公。
「コツ、コツ、コツ、コツ」と深夜ベランダから聞こえるハイヒールの音、そして投げ込まれる新聞。
その新聞には、近日中に起きる不幸を予言する内容の記事が掲載されている。
桜子のキャラが良く、いかにもホラーの王道の様なスタイルで緊張感がある。
ただ大詰めの第七章で唱えられるひらがなの念仏は、ツボにハマってしまい笑いながら読了。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞