★★★★
五人のミステリ作家が「共犯」をテーマに描いたアンソロジーです。
秋吉理香子「Partners in Crime」
友井羊「Forever Friends」
似鳥鶏 「美しき余命」
乾くるみ「カフカ的」
芦沢央「代償」
これら5篇が収録されています。
秋吉さん目当てで手に取りましたが5篇共、短編ならではのキレがあり、意外などんでん返しもあったりして十分楽しめました。
自ら共犯者の気分が味わえドキドキする展開の「Partners in Crime」
結末に驚かされ一風変わった味わいの「Forever Friends」
5篇の中で一番衝撃的で人間の善悪を一気に感じた「美しき余命」
交換殺人の行方が気になり推理的要素も楽しめた「カフカ的」
予想は付いていても理由が気になった「代償」
共犯者になった気分で堪能出来るアンソロジーでした。

幼少期から本が大好きな四つ葉と申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。