★★★★
内容紹介にあった『選考委員、全員戦慄』
『「イヤミス」を超える世にもおぞましい「オゾミス」誕生! 』の文字でかなり期待を込めて読んだ。
三章で構成されているも一章だけで200ページ越え。
そして二章までは鬱々とした空気感が漂う物のまだ選考委員が言う程の感情は得られない。
本領発揮は第三章から始まる。
マイホームと言う温かみを感じるテーマの中に統合失調症と狂気を絡ませ心理的ホラーを加える事でゾゾっとする作品になっている。
ただ結末のインパクトが強すぎて重心が偏ってしまった事が残念。
デビュー作にしてリーダビリティはお見事。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば