わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

アリアドネの声/井上 真偽【レビュー】

★★★

『見えない・聞こえない・話せない』
令和のヘレン・ケラーこと、平成生まれの中川博美が、巨大地震で地下5階の危険地帯に一人取り残される。

迫りくる炎と水。
彼女を救う為のタイムリミットは6時間。

崩落が予想され救助隊の進入が不可能な中、3重障害の女性を救い出す命綱となるのは『アリアドネ』と名付けられた高性能ドローン。
果たして彼女は無事生還する事が出来るのか。

刻一刻と変化する状況に息を詰めて読み進めた。

ドローンを操るハルオのトラウマに同情し、博美の障害詐称疑惑に心が揺れるも、読後は人の強さと優しさに触れ胸が熱くなる。




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