★★★
「生命式」「素敵な素材」「素晴らしい食卓」「夏の夜の口付け」「二人家族」「大きな星の時間」
「ポチ」「魔法のからだ」「かぜのこいびと」「パズル」「街を食べる」「孵化」
12話収録の短編集。
1頁目から嫌な予感しかしない。
そして頁をめくると「やっぱり…」となる。
気持ち悪い。
なるべく脳内に映像を描かない様に制御しながら読み進める。
クレイジーなのに文体はとても陽気。
なのでサイコになりがちな話なのにこれはファンタジーなのかと思わせるフシすらある。
普通とか正常とか常識と言う言葉なんて遥かに跳び越えた危険極まりない短編集。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。