わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店/町田 そのこ【レビュー】

★★★★

「あなたの、わたしのコンビニ」「希望のコンビニコーヒー」「メランコリックないちごパフェ」

「偏屈じじいのやわらか玉子雑炊」「愛と恋のアドベントカレンダークッキー」「クリスマス狂想曲」

フェロモン店長・志波三彦が働くコンビニを舞台に描いた6話収録の連作短編集。

前作『52ヘルツのクジラたち』で大きな感動を与えてくれた町田さん。
ガラリとイメージが変わってもこれまた人間味溢れる内容でとても良い。

老若男女、幅広い年代の人物が登場するが、その心理描写たるや秀逸。

ブラックを挟みながら爽やかな白へ着地する清々しさを堪能した。




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