★★
『料理は愛情』
この言葉が文中に何度も登場する。
最初は微笑ましく読んでいたが連呼されると段々呪いの言葉のように思えて来る。
主人公の優花は料理が苦手で大嫌い。
でも好きになった真島の理想のタイプは「料理が得意な人」
真島の為に好きになれない料理を好きになろうと奮闘する優花に健気さを感じるも、あまりのセンスのなさに、そこまで無理しなくてもと声を掛けたくなる。
私にとって料理は生きる為に必要な物であって、ここまで愛情を全面に押し出されると重くなる。
にしても真島には全く魅力を感じないし優花の思考に面倒くささを感じる読後。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞