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ふたたび嗤う淑女/中山 七里【レビュー】

★★★★

2015年1月31日に実業之日本社から発売された『嗤う淑女』の第二弾。

前作の内容を忘れていたけれど問題なく読めました。

五章とエピローグで構成されており野々宮恭子と恭子を慕う神崎亜香里の二人で次々と悪事を重ねて行く。

恐ろしいのはお金目当でも復讐心からでもなくその美貌と頭脳をフルに使った嗜虐的犯罪だと言う点。

巧みな心理戦により追い詰められて行く人々。
一章から五章までやや出来過ぎな感じは否めないが、エピローグで思わぬ落とし穴に落とされてしまった。

油断していただけにまんまと作者にしてやられた感あり。

やはり恐るべし淑女だ。




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