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君の××を消してあげるよ/悠木 シュン【レビュー】

★★

悠木 シュンさん、初読み。
爽やかな青春物を想像していたら全くそんな要素はなかった。

主人公はバトン部に所属する中学3年生の小笠原幸。
地元のテレビ局がコンクールの密着取材に来る事が決まり、幸は退部を申し入れる。

退部の本当の理由を教師にも友人にも明かす事が出来ない幸。

幸がひたすら隠し続ける4年前の出来事が気になって一気に読むも、クラスメイトのカツアゲ事件、親友との仲たがい、クラゲという渾名の男子の葛藤など、要素が多過ぎてまとまりがない印象を受けた。

文章自体は読みやすいが、肝心の事件がうやむやになった感じで残念。




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