★★
東野圭吾さんの長編小説です。
主人公は獣医を営む伯郎(はくろう)
ある日、伯郎の元に弟、明人(あきと)の妻を名乗る楓(かえで)が現れます。
楓に惹かれ、失踪した明人の行方を共に探す事になった伯郎
弟の失踪事件のみならず、伯郎の母が再婚して嫁いだ先の矢神家の遺産相続問題、母の浴槽での謎の死、謎の絵画、サヴァン症候群など色々な要素がてんこもりで、東野さんならではの理系の難しい言葉も飛び交い、登場人物も多いので理解するのに結構苦労しました。
主人公の伯郎に全く魅力を感じず、共感出来る人物もいなかったせいか、正直面白いと思える作品ではなく、久々の新作に期待し過ぎていたせいか肩すかし感がありました。
終盤のオチには少しびっくりさせられましたが、読後の満足感は得られませんでした。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。