わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

犬を盗む/佐藤 青南【レビュー】

★★★

犬好きには堪らない愛犬ミステリ。

高級住宅地で老女が殺され、部屋には犬を飼っていた痕跡があるものの姿は見えず。
一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープを追いコンビニでバイトを始めるが、共に働く松本が突然犬を飼い始めた事に疑問を持つ。

老女宅から消えた犬は松本が飼い始めた犬なのか?
そして老女殺しの犯人は?

リーダビリティが高くワンコの可愛さを味わいながら一気読みしたが作家・小野寺真希の常軌を逸した歪んだ正義感にはゾッとした。

各章の冒頭とエピローグは犬視点で描かれていてなんともキュート。

犬への深い愛情と絆を感じる一冊。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)