★★★
犬好きには堪らない愛犬ミステリ。
高級住宅地で老女が殺され、部屋には犬を飼っていた痕跡があるものの姿は見えず。
一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープを追いコンビニでバイトを始めるが、共に働く松本が突然犬を飼い始めた事に疑問を持つ。
老女宅から消えた犬は松本が飼い始めた犬なのか?
そして老女殺しの犯人は?
リーダビリティが高くワンコの可愛さを味わいながら一気読みしたが作家・小野寺真希の常軌を逸した歪んだ正義感にはゾッとした。
各章の冒頭とエピローグは犬視点で描かれていてなんともキュート。
犬への深い愛情と絆を感じる一冊。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞