★★★★
「見送りの場所」「降誕祭のプレゼント」「紫陽花の季節」
3話収録の連作短編集。
物語の舞台は葬儀場『坂東会館』。
霊の存在を感じる事が出来る清水美空を通し生きる事、死ぬ事の意味を考えさせられる。
読み進むに連れ涙腺が緩みエピローグではボロ泣き。
私も日常は当たり前に続くものだと信じていた。
父に病気が見つかってから亡くなるまでの日々を想い起こし、あの時ああすれば良かった、もっとたくさん話せば良かったと後悔ばかりが浮かび、やるせない気持ちになる。
これまで経験したいくつかの別れを想い悔いのない日々を送らねばと改めて思う。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。