わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

わたしたち、何者にもなれなかった/瀬那 和章【レビュー】

★★★★

「自殺願望のある月」「追憶の中の君へ」「春に降る雪はあたたかい」「さいごの願い(未完成)」「深海魚は浅い海で眠る」「エンドロール」
6話で構成された長編。

高校時代、映画同好会『リーラ・ノエル』と命名したチームを作り活動していたサキ・夏美・佐和子・弥生、4人の女性の物語。

いつか「何者か」になりたくて夢を持っていた4人だが中心人物サキの失踪で状況が変わってしまう。

30代になり皆、日々の不満を感じながら生きている。

自分の夢を叶える為に他力本願じゃいけない。

「何者か」になれない人生だってみんな生まれて来た意味はある。




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