わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

きこえる/道尾 秀介【レビュー】

★★★

「聞こえる」
「にんげん玉」
「セミ」
「ハリガネムシ」
「死者の耳」
5話収録の短編集。

次々と新しい試みを実行する道尾さん。
今回は音声と小説を融合させた体験型ミステリー。

第一話、ページを捲るとすぐ現れる二次元コード。
スマホで読み取り、YouTubeのページへ飛び音声を確認する。

なんと言ってもミステリーなので聴く前から恐怖心が煽られる。

歌唱力のある歌声に聴き入っていると聴こえて来るつぶやき。
文字情報だけでも恐ろしいのに聴覚も刺激され相乗効果で恐怖が倍増。

本音を言えば読む事のみに集中したいが読書の新たな形を体感した。




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