わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

明日、アリゼの浜辺で/秦 建日子【レビュー】

★★★★

この作品の前作「殺してもいい命」が面白かったので再びこの著者の本を手に取りました。
前作とは全く毛色の違う作品でこれも又良かったです!

「エレベーター」「犯人はニューカレドニア」「ニュー彼トニー」
「「きょう」は「ひきょう」の「きょう」」「ハッピーエンド」の5篇で構成された連作短編集

それぞれの人生のエピソードも面白く読めましたが、出会うはずのない人達がニューカレドニアがキーワードになり出会い繋がって行く伏線が見事でした。

この著者の作品は文章も読みやすいけれどテンポの良い会話がとても良い味を出していると思います。

読後感も良かったです!ニューカレドニアに行きたくなってしまいました。




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