★★★★★
感動。
本を閉じた瞬間、熱い想いで胸が一杯になる。
胃壁に暗号を刻んで世を去った千早の父・穣。
その謎に水城千早&刀祢紫織、二人の医師コンビが迫って行く。
幼子が犠牲になった28年前の連続殺人事件との関係性。
暗号が記した物。
何故?何の為に?
次々と湧き出る疑問に知りたい欲求は加速する。
物語後半、事件の真相に近づいて行く過程は緊張感がピーク。
細やかに張られた伏線と完璧な回収はお見事。
医療ミステリーとしてはもちろん人間ドラマとしても秀逸だ。
穣が自らの命を懸けて残した傷痕のメッセージ、その時の心情を想うと涙が込み上げる。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」HN・よつば
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」HN・よつば
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」HN・よつば
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞 HN・よつば