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十字架のカルテ/知念 実希人【レビュー】

★★★★★

本を閉じた瞬間「凄い」と自然に声が漏れたくらい素晴らしかった。

「闇を覗く」「母の罪」「傷の証言」「時の浸蝕」「闇の貌」
光陵医大付属雑司ヶ谷病院を舞台にした5話収録の連作短編集。

日本有数の精神鑑定医・影山司と新人医師の弓削凛が犯罪者の心の闇に対峙していく医療ミステリー。

随所に張り巡らされた伏線の回収と真実が見えて来た瞬間からの更なるどんでん返しは見事。

犯罪者がひた隠す心の奥深い闇の部分にじわじわ迫って行くスリリングな展開は、途轍もなく好奇心を刺激される。

凛の成長物語を堪能すると共に精神医学の奥深さを感じた。




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