★★
「蛇にピアス」でデビュー作でありながら第27回すばる文学賞、、第130回芥川龍之介賞を受賞した金原ひとみさんの作品です。
高校生の杏、姉である大学生の理有、二人の姉妹の物語です。
私自身も二人姉妹なので、共感出来る部分があるかと思い手に取りましたが
年齢的なギャップのせいなのか、リアリティーのなさなのか全く理解不能のまま読了しました。
高校生の杏が当り前に飲酒、夜遊びを繰り返し、姉を担当する既婚の美容師と関係を持ったり、パニック障害を起こしたりと、なんだかその展開にも付いて行けず最後まで面白さを感じる事が出来ませんでした。
姉である理有の行動もしかり
両方に感情移入する事が出来ず残念
若い読者さんには受け入れられる作品かも知れませんが、私には全く理解出来ない作品でした。
クラウド=雲と言う事でモヤモヤっとした印象のみが残りました。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。