わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

吹上奇譚 第二話 どんぶり/吉本 ばなな【レビュー】

★★★

2017年10月に発売された『吹上奇譚 第一話 ミミとこだち』に続く第二話になります。

あとがきから読み始め、今回ばななさんの周りで、たくさんの大切な人達やペット達との別れがあった事を知ってから本編を読んだので、余計に少女の霊に取り憑かれた美鈴の話は沁みる部分がありました。

前作から哲学ホラーと称されていますが、ホラーの様でありながらファンタジー色もあり、そこに人間くささも加わって不思議な世界観を感じる物語になっています。

それ故、両極端に好みが分かれる作品だと思いますがハマる人にはとても好きだと思える作品です。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)