わたしは栞を挟まない|よつばの読書ブログ

目撃/西村 健【レビュー】

★★★★

DV夫を持ち離婚調停中の戸田奈津実が主人公。
電気メーターの検針員として働いている。

『電気新聞』に掲載されていたという事で検針員の仕事内容についての記述が多く興味深い。

犬に吠えられまくり、雑草だらけの庭を分け入り、気色悪い管理人に声を掛けられ、真夏は熱中症対策と大変だ。

奈津実はその検針員という仕事を利用してある行動に出る。

奈津実、その夫、殺人事件の犯人、刑事の穂積、それぞれの策略が絡み合い、狐と狸の化かし合いの様な展開がスピーディーで惹きつけられた。

緊張感を持ちながらエンディングまで一気に読めるミステリー。




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