★★★
「恋の絵本」シリーズ第一弾。
『私の男』で直木賞を受賞した桜庭 一樹さんの文章に嶽 まいこさんのイラストがミックスされている。
タイトルから想像していた内容とは異なり哲学的で読む人によって捉え方も分かれそう。
ある夜「もうひとりのわたし」と出会う私。
一瞬はまあいいやと思うものの、気になって自分を探しに行く。
ファンタジーのようでありながら自分をすきでいようという自己承認を訴えられているようでもある。
表紙のシックな色合いも素敵だけれど、 中盤からはページをめくる事にハッとする色鮮やかでダイナミックな絵に圧倒された。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。