★★★
表紙は、ばななさんの幼少時代。
裏表紙には御家族の笑顔の写真。
昭和ノスタルジーに浸りながら頁を開く。
まえがきと10篇のエッセイが収録された本作はタイトル通り「ほぼ自伝」。
今まで勝手にばななさんに抱いていたイメージとは異なり、より人間らしくより身近に感じた。
まえがきでご自身の事を「立派な発達障害」と書かれている。
その後に続く文章やエッセイからみんな色々なものと闘いながら生きているんだなと実感する。
お父様である詩人で評論家の吉本隆明氏とのエピソードや業界内での裏話が興味深い。
移り変わる街に想いを馳せながら読了。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。