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私はスカーレット (4) /林 真理子【レビュー】

★★★

4巻も波瀾万丈。
スカーレットの個性を思う存分楽しめる。

戦火のアトランタから命からがら脱出し、故郷タラに帰ったスカーレットを待っていたのは、北軍に全てを奪われた屋敷と母の死、変わり果てた父の姿、病に苦しむ妹達。

普通はめげる。
しかし、そこはスカーレット。転んでもただでは起きないどころか、逆境をバネにし、どんどん逞しく変貌して行く。

盗み、殺人、何のその。生きる為に、ただただ前を向きひた走る姿に驚愕を通り越し、畏怖の念さえ抱いてしまう。

スカーレットが恋焦がれるアシュレも帰還し、メラニーとの三角関係も気になる所だ。




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