★★★★
平松 洋子さんの著書を読むのは本作が初めてです。
Ⅰ 彼女の家出 12編
Ⅱ 夜中の腕まくり 10編
Ⅲ 下着の捨てどき 10編
あとがき
これらで構成されたエッセイ&対談が収録されています。
タイトルの「彼女の家出」はそのままの意味ではなく
>現実から遁走(とんそう)して雲隠れしたくなるような折り合いのつかなさ、苦さ、といった意味合いが込められています。
初めて読んだエッセイでしたが、どのエッセイも日常のひとこまが
丁寧に純粋に切り取られていてとても微笑ましく共感しながら読める内容でした。
「再会タクシー」では心がほっこり温かくなったり
「無駄の効用」では大きく頷いたり、楽しい読書時間が持てました。
塩とうふやパンケーキ、牛すじの煮物も早速作ってみたくなりました。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。