★★★★
平松 洋子さんの著書を読むのは本作が初めてです。
Ⅰ 彼女の家出 12編
Ⅱ 夜中の腕まくり 10編
Ⅲ 下着の捨てどき 10編
あとがき
これらで構成されたエッセイ&対談が収録されています。
タイトルの「彼女の家出」はそのままの意味ではなく
>現実から遁走(とんそう)して雲隠れしたくなるような折り合いのつかなさ、苦さ、といった意味合いが込められています。
初めて読んだエッセイでしたが、どのエッセイも日常のひとこまが
丁寧に純粋に切り取られていてとても微笑ましく共感しながら読める内容でした。
「再会タクシー」では心がほっこり温かくなったり
「無駄の効用」では大きく頷いたり、楽しい読書時間が持てました。
塩とうふやパンケーキ、牛すじの煮物も早速作ってみたくなりました。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
松村 涼哉『僕が僕をやめる日』 第5回 レビュアー大賞 2020年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
辻村 深月『かがみの孤城』 第6回レビュアー大賞 2021年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
伊坂 幸太郎『逆ソクラテス』 第7回レビュアー大賞 2023年 課題図書 – 読書メーター (bookmeter.com)
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞