★★★
日常の謎を絡めながら、長野県松本市の魅力を余すことなくアピールしたご当地小説。
8年前に北アルプス、大天井岳で遭難したはずの息子が帰って来た。
しかしその男は年齢的にも全くの別人。
果たしてその男の正体は…。
東京都北区赤羽で行方不明になった茶トラのオス猫が松本市で見つかった。
一体、230キロも離れた場所にどうやって辿り着いたのか…。
どの謎も蓋を開ければ、どうという事もない真相で、なんとなく肩すかし感が拭えない。
リーダビリティは高く、松本市に旅してみたくはなるものの、ミステリーを期待して読むと物足りなさが残る。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞