★★★
日常の謎を絡めながら、長野県松本市の魅力を余すことなくアピールしたご当地小説。
8年前に北アルプス、大天井岳で遭難したはずの息子が帰って来た。
しかしその男は年齢的にも全くの別人。
果たしてその男の正体は…。
東京都北区赤羽で行方不明になった茶トラのオス猫が松本市で見つかった。
一体、230キロも離れた場所にどうやって辿り着いたのか…。
どの謎も蓋を開ければ、どうという事もない真相で、なんとなく肩すかし感が拭えない。
リーダビリティは高く、松本市に旅してみたくはなるものの、ミステリーを期待して読むと物足りなさが残る。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。