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愛という名の切り札/谷川 直子【レビュー】

★★★

谷川さんの作品を読むのはこれが三作目。

今回のテーマはズバリ『結婚』。
谷川作品に共通して感じる「大人の本音」は本作でもリアルに表現されている。

当たり前のように結婚した百合子、心変わりを理由に作曲家の夫に離婚を迫られる梓、結婚にメリットなしと非婚を選ぶ百合子の娘・香奈、事実婚で愛を貫く理比人、様々な愛の形が描かれる。

私も百合子の様にメリット・デメリットなど何も考えず当たり前の様に結婚してしまったので、今ならあの時の自分に良く考えるように伝えたい。

正解がないから難しい。

結婚制度について今一度考えさせられる作品。




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