★★★★
『1 猫のいた日々、いない日々』『2 住まいと、猫と、恋愛と』『3 見送る覚悟』『4 いつか、同じ場所へ』4章で構成されたエッセイ集。
著者が愛してやまない「もみじ」とのさいごの1年がリアルタイムで綴られています。
我が家は犬飼いで、猫と暮らした経験はないけれど大切な家族を失う悲しみ、寂しさが切々と伝わって来ました。
特に4章からは涙が止まらない。
痛みを失くして早く楽にさせてあげたい気持ちと永遠の別れが訪れないで欲しい気持ちのせめぎ合いで辛かった。
こんなにも深く皆に愛されたもみじ、幸せな生涯だった事は間違いない。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。