★★★
村山由佳さんの作家デビュー25周年記念作品で『ハルメク』連載を単行本化したものです。
全15編で構成されています。
主人公は2度の離婚を経て、海の近くの日本家屋に愛猫と暮らす小説家のハナ。
フィクションの様でありながら、村山さんご本人を連想させる要素があちらこちらに散りばめられています。
両親の事、愛猫、書き物を生業としている所、そして現在一緒に生活しておられる背の君がそのままモデルになった様な雰囲気、どこか照れながら、自然体の二人を脳内映像に描きながら読みました。
大きな盛り上がりはないけれどライトで温かい物語。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。