★★★
村山由佳さんの作家デビュー25周年記念作品で『ハルメク』連載を単行本化したものです。
全15編で構成されています。
主人公は2度の離婚を経て、海の近くの日本家屋に愛猫と暮らす小説家のハナ。
フィクションの様でありながら、村山さんご本人を連想させる要素があちらこちらに散りばめられています。
両親の事、愛猫、書き物を生業としている所、そして現在一緒に生活しておられる背の君がそのままモデルになった様な雰囲気、どこか照れながら、自然体の二人を脳内映像に描きながら読みました。
大きな盛り上がりはないけれどライトで温かい物語。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞