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いつかみんなGを殺す/成田 名璃子【レビュー】

★★★

私の嫌いな虫ワースト1がGだ。
昨年の夏、初めてエアコンを稼働した日に送風口から飛び出して来たGが私のパジャマの右肩に着地した。

死ぬかと思った。

命をも脅かす存在であるGが本作ではわんさか登場する。

躊躇なく握りつぶす猛者もいれば、「Gは僕のすべてだ。」などとG愛をのたまう者もいる。

東京の老舗超高級ホテルに集った個性豊かな面々が巻き起こすGとの闘いから目が離せない。
登場人物のネーミングから始まり、Gと共にちょいちょい飛び出すギャグに頬が緩む。

ただ私にプリンセス・ドリルをマスターする日は永遠に来ない事は確信した。




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