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殺したい子/イ・コンニム【レビュー】

★★★★★

衝撃を受けた。
思い込みが真実へと姿を変えていく恐ろしさに震えた。

ジュヨンの親友・ソウンが死体となって発見された事に端を発した事件は思いも寄らない方向へ向かう。

凶器と思われた煉瓦からはジュヨンの指紋が見つかり、誰もが彼女を犯人だと決めつける。
クラスメイトや担任、弁護士や両親までもが。

追い詰められていくジュヨンが発した「どうせ信じてくれないくせに」の言葉に涙が込み上げる。

物語は『真実』と『信じるということ』の二つのテーマを掲げ、私達がどうあるべきかを考えさせてくれる。

終盤で明かされる二つの真実には言葉を失う。




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