★★★
「名のない毒液と花」「落ちない魔球と鳥」「笑わない少女の死」
「飛べない雄蜂の噓」「消えない硝子の星」「眠らない刑事と犬」
全六章で構成された作品。
読む順番を変える事で720通りの物語が体験出来る。
その上、一章おきに上下逆転して印刷されている。
なんとも斬新な試みだ。
六章がどのようにリンクして、どんな驚きが味わえるのか期待十分で挑んだ。
途中まではこの仕掛けを楽しむ気満々だったのだが、過剰な期待を抱いていた事もありミステリーとしての刺激や面白さを感じぬまま読了。
一つの物語をじっくり味わいたい自分には不向きだった。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。