★★★★
秋吉 理香子さんの「絶対正義」が面白かったので過去の作品であるこちらの作品も手に取りました。
全体的な雰囲気は湊かなえさんの「告白」を彷彿とさせましたが
こちらのイヤミス感も相当で先が気になり一気読みでした。
舞台はミッション系お嬢様女子高の文学サロン
そのサロンの真っ暗な部屋の中で、何が入っているか解らない「闇鍋」を食べながら
1人づつ順番に文学サークルの部長だったいつみの死について推理して書いた短編小説を朗読して行きます。
何とも奇妙でスリリングな展開で初めからドキドキさせられました。
読んで行くうちに黒幕の正体は想像出来ましたが
最後の最後で二転三転する結末が飽きる事無く良かったです。
怖いけれど夢中になって読めた作品です。

幼少期から本が大好きな四つ葉と申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。