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鵜頭川村事件/櫛木 理宇【レビュー】

★★★

櫛木 理宇さんの「チェインドッグ」後に文庫化され「死刑にいたる病」に改題
が面白かったので本作も期待して読みました。

表紙もタイトルも何やら物々しい雰囲気
舞台になるのは1979年、今から39年前の鵜頭川村(うずかわむら)
亡き妻の故郷の村であるその場所へ幼い娘、愛子と共に訪れた岩森明が主人公です。

発見された若者の死体、皆が決めつける犯人、土砂崩れで閉じ込められる村
「矢萩」と「降谷」の対立、若者達で構成した自警団
次々と不穏な空気感が立ち込め、湿り気を帯びた嫌な感じが続きます。

巻頭に人物相関図があるのですが、集中して読み進めないと、段々理解不能になってしまいがちでした。
パニック・ミステリー!とありましたが、想像していた様な恐怖も感じず、ただ村社会の閉塞感が一番心に残りました。
次作に期待したいです。




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