わたしは栞を挟まない|四つ葉の読書ブログ

ポイズンドーター・ホーリーマザー/湊 かなえ【レビュー】

★★★★
湊 かなえさんの短編集

「マイディアレスト」「ベストフレンド」「罪深き女」「優しい人」

「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」
これら6編が収録されています。

表題作になっている「ポイズンドーター・ホーリーマザー」は
「ポイズンドーター」で生じた疑問が「ホーリーマザー」を読むことで解き明かされます。

長編のイメージが強い湊さんですが、短い短編の中にも不穏な空気感が凝縮されていてドキドキしながらも面白かったです。

主人公の独白から始まる「マイディアレスト」
母と娘二人の関係性を描いたストーリーですがホラー的要素もあり1話目からかなり怖い

脚本家を目指し最優秀賞を受賞した「大豆生田薫子」
優秀賞を受賞した、「漣涼香」「直下未来」
珍しい名前を持った3人を描いた「ベストフレンド」は斬新な内容と結末の意外性が面白い

「罪深き女」「優しい人」はイヤミス感全開

表題作になっている連作の2編は最近耳にする様になった「毒母」「毒娘」がテーマ

短編とは言え、一筋縄では行かない人間の様々な感情がイヤミス感満載で描かれ良い意味で予想を裏切る結末は気持ちがザラリとするものの面白かったです。

ブラックな湊作品が好きな方にはオススメの1冊

余談ですが図書館に返却に行った所、予約数152件も入っていました。
やはり目が離せない作家さんです。




  • 人気のレビュー
  • 関連するレビュー

気軽にコメントどうぞ

*
*
* (公開されません)