★★★★
タイトルも装丁も、そして序章から既に不審な空気感が満載。
主人公は都内の自宅で校閲の仕事をしながら夫と息子、義母の4人で暮らす折尾里佳子。
ある日、行方知れずだった夫の兄が現れ、それ以降、不穏な出来事が相次いで起こる。
癖のある義母、能天気に見える夫、不可解な言動をする義兄の優平、個性が強いママ友、全員が怪しく見えるが、強引に家に居つき、五歳の息子・洸太に近づく優平には特に嫌悪を感じる。
イヤミスの雰囲気を漂わせながら物語は進行するが、最後は想像していなかった事実に衝撃を受ける。
予想の上を行く結末にしてやられた。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞