★★★
夫婦脚本家ユニット、木皿泉さんのエッセイ集。
前半は弥生犬(夫の和泉務さん)と縄文猫(妻の妻鹿年季子さん)の対談形式。
中盤以降はエッセイ26本とラジオドラマ1本が収録。
ラジオドラマの脚本『ぼくのスカート』がパクられて裁判を起こした妻鹿さん。
一生懸命考えて文字にした物をパクられた挙句、相手が偶然だと言い張るなんてやり切れない。
パクる人に良心はないのだろうか?
ちょっと毒があるけれど正直で真っ直ぐな妻鹿さんの人間味のある言葉の数々は胸に響いた。
ガハハと笑うタイプのエッセイではないけれど、前向きになれるエッセイ集。
はじめまして。
255文字で本の感想を書いています。
選書の参考になれば嬉しいです。
☆受賞歴☆
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第5回 ベストレビュアー賞受賞 「僕が僕をやめる日」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第6回 優秀レビュアー賞受賞 「かがみの孤城」
読書メーター×ダ・ヴィンチ 第7回 ベストレビュアー賞受賞 「逆ソクラテス」
ブクログ BEST USER AWARD 2023 Silver賞