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ビューティーキャンプ/林 真理子【レビュー】

★★★

林真理子さんの長編小説

ミス・ユニバース日本事務局に転職した並河由希(なみかわ ゆき)の目線が中心となりストーリーが展開して行きます。
転職先でのボスは、NYの本部から送り込まれた中々の強烈なキャラを持つエルザ・コーエン
エルザは「日本から世界一の美女を出す」と言う野望を持っています。

そしてそんな2人の前に選りすぐりの美女12名が結集し
2週間に渡る「ビューティキャンプ」なる物が始まります。

もっとドロドロした内容を想像していましたが、妬み・僻みは当然あるものの
陰湿な感じはなく意外とさらっとした展開でした。

「ビューティキャンプ」がリアルなものなのか、あくまでフィクションなのか
想像しながら読み進めましたが初めて知った新鮮な世界は楽しめました。

ただラスト数十ページが急に風呂敷を畳んだ様なあっけない終わり方で肩すかし感が残りました。




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