★★★
初読みの作家さん。
ミニチュアアーティスト、田中達也さんが手がけた装丁が凄く可愛い。
特に裏表紙からはこの小説のメインテーマが伝わって来てとても和む。
主人公「僕」が働く喫茶店には木曜日に同じ席でココアを頼み、手紙を書く女性がいる。
その女性を「ココアさん」と密かに呼ぶ僕。
「マーブル・カフェ」から繰り広げられて行く12の優しい物語。
それぞれの物語がリンクし合って連作短編ですが1つの長編の様な感覚。
私の働いていた幼稚園にも中々厳しい先生がいた事を思い出した。
現実はそれ程甘くないけどココアを飲んで優しさを補充しよう。

幼少期から本が大好きなよつばと申します。私と同じく本が好きな方々の参考になれば幸いです。SNSもフォローしてくださると嬉しいです。